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報告書

UO$$_{2}$$燃料の焼きしまり,2

柳澤 和章

JAERI-M 7807, 66 Pages, 1978/08

JAERI-M-7807.pdf:3.1MB

燃料体の照射挙動に関する研究の一環として実施したUO$$_{2}$$に関する焼きしまり実験の解析結果を終わらしたので報告する。焼きしまり挙動解析の為にi)照射条件、ii)ペレット製造条件、iii)軸方向圧縮力等の変数を用いた。結果は次の通りである。I)焼きしまりは4~8GWd/tUO$$_{2}$$の範囲で最大に達する。ii)・焼結温度の低いペレットは焼きしまりやすかった。・初期密度と焼きしまりには強い相関はなかったが、低密度のものは全体的に焼きしまりやすかった。・初期粒度と焼きしまりには比較的良い相関があり、10$$mu$$m以上の粒径をもったペレットでは殆んど焼きしまらなかった。・気孔分布と焼きしまりには強い相関があった。本報では特に気孔分布と焼きしまりの関係を詳しく解析した。また低密度、低粒度、低温焼結ペレットで殆んど焼きしまらなかったペレットについて詳しく考察した他、再焼結実験、ペレットの安定条件、圧縮力効果、最大焼きしまり推定モデルについても詳しく取り扱った。

報告書

Densification of uranium dioxide fuel pellets, (1)

内田 正明; 柳澤 和章; 市川 逵生

JAERI-M 6904, 23 Pages, 1977/02

JAERI-M-6904.pdf:1.02MB

密度、粒径、ポア径分布の異なる8種のUO$$_{2}$$ペレットをJMTRにおいて8000~11000MWD/t-UO$$_{2}$$までの燃焼度で照射した。照射前の密度測定には数種類の測定法を、照射後のそれはメタキシレン液浸法を用いた照射前後のデ-タ比較を行った。初期密度95%TDのペレットの焼きしまりは粒径に著しく依存した。即ち微細粒径のペレットは著しく焼きしまった。しかし初期密度90%TDのそれでは焼きしまりは一般にかなり小であった。照射後のポア分布の解析もこの結果を裏付けた。照射中に顕著な結晶粒の成長は見られなかった。しかし炉外加熱後のペレットでは相当な結晶粒成長と密度の増加が見られた。

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